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新たなる旅路 -第二次宣教旅行-

更新日:2024年11月20日

使徒言行録 15章22-41節
そこで、意見が激しく衝突し、彼らはついに別行動をとるようになって、バルナバはマルコを連れてキプロス島へ向かって船出したが、一方、パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて、出発した。そして、シリア州やキリキア州を回って教会を力づけた。

花材コスモス、ミツマタ
花材コスモス、みつまた

 意見が対立することは良くない出来事なのでしょうか。ぶつかることを避け、沈黙を選び取ることもあるかもしれません。しかし、お互いに大切なものを尊重し合い、新たな道を尋ね求める中で、第三の選択肢を見出すこともあります。これを哲学の用語で止揚(しよう)と言います。そのためには環境が大切です。お互いに意見を言っても大丈夫だという安心感がなければ、人は口をつぐんでしまいます。そして自分の思いを絶対視することなく、対話に開かれている時、お互いの思いを越えた神の計画を見出すこともあるでしょう。

 聖書を開くと、いたるところに意見の対立が記されています。詳細に読んでみると、お互いの意見を乗り越えた結論に導かれていることもあります。パウロとバルナバは意見が衝突し、別々の道を歩むことになりました。それでも両者の目的は一致しています。その目的とは、主イエスの福音を宣べ伝え、教会を励ましていくこと。お互いに思い描いていた形ではありませんでしたが、今まで一つだった世界宣教の働きが、この時二つに倍増したとも言えるのです。主なる神様の計画は、私たちの思いをはるかに越えて、将来の希望を与えてくださいます。


音声メッセージ

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